お客様の大切な着物、いつまでも美しく
「着物の丸洗い」
着物の丸洗いとは着物をほどかずそのままの状態(仕立て上がった状態)で全体をドラム式の洗濯機でドライクリーニングする事です。 ドライクリーニングといっても水を使って洗うのではなく石油系溶剤を使って洗います。
(丸洗いのメリット)
- 油性の汚れ・皮脂汚れを落とす。
石油系溶剤はファンデーション・口紅などの化粧品の汚れや皮脂汚れに強い効果があります。 - 安価で使う事ができる。
着物をほどかずそのまま全体クリーニングするのでお仕立てなどの料金が必要ない。 - 生地の縮みがなく傷みも少ない絹はたいへんデリケートな素材です。
水洗いすると確実に縮みます。(中には大島紬のように縮まない生地もあります) 石油系溶剤の丸洗いの場合、生地が縮むことはありません。また水洗いに比べて生地の傷みも格段に少ないです。
(丸洗いデメリット)
- 汗や水性の汚れは落とすことができない。
- 油性の汚れに強い反面、汗や水性のしみ、血液のしみなどは落とすことができません。
- 別途、汗抜き料金やしみ抜き料金がかかる場合もある
「オゾン丸洗い」
オゾン丸洗いとは、強力な酸化力で
①カビ臭、体臭、しょうのう臭などの臭いを分解し消臭します。
②細菌やウイルスにも直接作用して増殖を抑える効果が期待できます。
普通の丸洗いでは解決出来なかった臭いや菌対策にオススメ。
「悉皆」
着物のクリーニングは着物専門店で!!
ことごとく、すべて、残らずを意味しています。
お客様や問屋からの注文を受けて意匠のアイディアを出したり様々な職人に指示を出したりしながら仕事を調整し、一枚の着物を仕上げるプロデューサーのことをかつては「悉皆屋」と呼んでいました。
そのことから現在では一般的に染め替え、洗い張り、幅出し、染み抜き、防水、入紋、仕立て直しなど着物に関するメンテナンスを引き受ける仕事を指して 「悉皆」と呼んでいます。
和とわではこのような総合メンテナンスをお引き受けすることが出来ますので安心して大切なお着物をクリーニングにお出し下さい。
Q&Aコーナー
お着物のクリーニングでよくある質問をあげてみました。
参考にしてくださると、嬉しいです。
和とわ店長 千葉
・Q1 和とわで作った着物でないけれど、見てもらえるのですか?
・A1 もちろんです。着物はなんでも承りますので、他店でお作りいただきました着物でも、お友達からいただいた着物とか、古くていつのかわからない着物など、なんでも承ります。
・Q2 結婚式で着ました。着物だけのクリーニングでいいですか?
・A2 着物をお召しになる時は着物、長襦袢、袋帯、帯締め、帯揚げ、羽織、コート。たくさん羽織ります。寒い日であっても案外と汗をかいていたり、食べ物の汚れが小さく付いていたりなどとあるものです。着物は絹なので、ご自宅で簡単に洗うことができません。洗った方が良いかどうかは拝見してからご説明いたしますので、着用したお着物一式全てお持ち頂くことをお勧めいたします。
・Q3 以前にガード加工をしていました。よく見たら期限が書いていて日にちが過ぎています。これはなんですか?
・A3 ガード加工をかけた際に無料メンテナンスの保証期間が記載されます。10年保証と5年保証があります。記載されています日付はこの時までが無料でメンテナンスをお受けしますというものです。しかし、無料メンテナンスが切れるだけでガード加工が効かなくなるわけではございませんので、安心してご着用ください。また、さらに安心無料保証を受けるためにも再度ガード加工なさることをお勧めいたします。定価の2割引にて承ります。
・Q4 着物の寸法が合わなくなってしまいました。直して着ることはできますか?
・A4 寸法のお直しはできます。拝見してみませんとわからない点もありますが、できる範囲でお直しさせていただきます。例えば身幅。裄(ゆき)腕の長さのこと。身丈。袖丈。着物は寸法を直せることも考えられて仕立てていますので、直せることも多いです。全体的に寸法の直しが必要になります時は、洗い張りと言って全てほどき、綺麗に洗い、着やすい寸法に仕立て直す方法をお勧めしています。とても綺麗に着やすくなってお手元に届きます。反対に、時にはお直しが難しい状態や生地が劣化している状態の時にはそのままの場合がございますのでご了承下さい。
・Q5 1月の成人式で着ます。その後どうしたらいいでしょうか?畳むこともできません。
・A5 ご成人おめでとうございます。成人式後はなるべく早くクリーニングをなさることをお勧めいたします。A2でもお答えしましたように成人式の後も、全てお手入れしておくことをお勧めします。1月は寒い季節ですが歩いたりお友達とはしゃいだり、半日以上羽織っていたりと、汗をかいているものです。 長い振りは車に触っても気づかないでいる事も多いです。汗はとても厄介です。あとになってシミになって出てしまい、簡単には落とせません。そのままにしておいてカビの原因になってしまうこともあるからです。また、振袖は次に着用予定がないことが多いです。つまり長い間箪笥で保管しておくことになります。畳めないお母様もいらっしゃいますので、丸ごと着物専門店和とわに預けるのが1番安心というわけです。みなさんそうしていらっしゃいます。とても楽な保管方法もございます。 (シルクパック)
・Q6 親から譲られた着物がどういうものかわかりません。教えてもらえますか?
・A6 どうぞなんでも聞いてください。着物は奥が深く難しいことがたくさんあります。(そこが着物のいいところですね)お母様やお婆様はきっと着物で育ったりたくさん着物をお持ちだったりしていることと思います。普段着からお出かけ用、喪服、中には1度も袖を通したことのない着物もあるかもしれません。 そんなお困りの方にはお宅に伺って箪笥の中を点検させていただく「箪笥診断」を行なっております。お時間をお約束して伺っています。もちろんお店にお持ちくださって拝見することもできます。「とてもいい着物を娘さんのために仕立てていたのがわかった」などと言った嬉しいお話もあります。 どうぞお気軽にご相談くださいませ。